ボトックス治療
表情じわなどを、アイロンのようにリセット
ボトックスとは、ボツリヌス菌という細菌が作り出すA型ボツリヌスから抽出した毒素です。
細菌や毒素と聞くと、心配される方も多いかと思いますが、体に大きな負担がかかるわけではありません。
欧米ではシワに対する美容外科、美容皮膚科での使用で少なくとも10年以上の歴史があり、日本でも数年前から多くの医院で取り入れられるようになりました。
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ただし、妊娠中の方、妊娠の可能性がある方、授乳中の方、また特定の薬を飲んでいる方は使用を制限しなければならない可能性がありますので、必ず医師に申し出てください。
ボトックス治療をするとしわが改善する理由
これまで、眉間や額、目じりのしわなどは、皮膚に付着した筋肉(表情筋)の収縮が、その発生に大きく関与しているため、手術では治療が難しいとされてきました。
ボトックスの登場で、上記のような症状でも、シワを軽減、消失させることが可能になったのです。
ボトックスは以前より、眼瞼痙攣(まぶたの筋肉が痙攣する症状)、片側顔面痙攣(チックなどといった症状)などの治療に用いられてきました。
また、発汗を抑制する作用もあるため、多汗症の症状も改善します。
個人差もありますが、注入3日後から効果が現れ、4~6カ月程度の効果を持続します。
ボトックスの作用
当医院では、注入した箇所の筋肉の収縮を抑制し、表情じわなどの症状を改善します。
筋肉の動きを細かく見極めながら自然な表情に仕上がるように注入しています。
1回の注射で個人差もありますが、注入3日後から効果が現れ、4~6カ月程度の効果を持続します。
あまり連続して投与すると、体の免疫反応によって効果が薄れていくことがありますので、数ヶ月あけてから投与することをオススメしています。
注射後の注意
この薬の投与を受けてから3~4ヶ月間に筋肉を緩める薬や抗菌剤パーキンソン病の治療薬、精神安定剤を飲む場合、それらの薬の作用を強めることがありますので、必ず医師に申し出てください。
また、女性は妊娠に対する安全性確保のため、投与後2回の月経を終わるまでは避妊してください。
男性は、精子に対する安全性が確認されていませんので、少なくとも3ヶ月は避妊をしてください。
授乳中の女性は投与を避けてください。
副作用について
当医院では、医療行為をする者として、魅力的な効果だけでなく、リスク(副作用)についても、可能な限り情報を開示しています。
必ずお読みください。
・個人差がありますが皮膚に発疹が現れるなどの副作用を起こす方がまれにいます。これはアナフィラキシー反応による可能性があるので、すぐに医師に申し出てください。
次回投与を決定する上で、医療機関が知っておくべき症状になります。
・眼の周囲に投与後、まぶたが閉じにくくなる、眼が乾いたように感じられるなどの副作用が起こることがあります。
薬が効きすぎた場合に反応するもので、おおよそ数週間で回復しますが、放置すると角膜に傷害が起こることがありますので、必ず医師に申し出てください。
・ものが二重に見える、視力が低下するなどの副作用が起こることがあります。
これも薬が効きすぎた場合におき、数週間ほどで回復します。眼窩検査が必要な場合がありますので、すぐに医師に申し出てください。
上記以外にも、具合が悪くなった方や心配な方は、すぐに医師に申し出てください。
国内では、数万人以上の患者様にボトックス治療が行われましたが、重い副作用が今のところ報告されていません。
他国においては、病気に対する治療として、ボトックス治療を行い、心筋梗塞などで志望したとの報告があります。しかし、どの重篤な報告もこの薬との関連性が明確になっているわけではないこと、注射箇所がそもそも異なっており、薬の量も規定量以上の分量を使用している場合に発生しています。
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